泉橋酒造
(いずみばししゅぞう)
1857年(安政4年)創業。丹沢山系の伏流水に恵まれた海老名耕地(えびなごうち)で、農家をルーツに持つと考えられる、酒蔵。6代目当主の橋場友一は、1994年に放送された大ヒットドラマ『夏子の酒』(酒蔵出身の夏子が亡くなった兄の夢を継ぎ、幻の酒米から日本一の酒を造るストーリー)や、フランスのワイン文化に影響を受けながら、酒米から一貫して作る酒蔵になることを決意。政府による「食糧管理法」が廃止された翌年、1996年から本格的な酒米作りを開始し、2年目には地元の生産者とともに「さがみ酒米研究会」を発足。以来、酒米栽培の研究・勉強会を開催しています。
2016年には酒米の栽培から醸造までを一貫して行う「栽培醸造蔵」を商標登録。田んぼが広がる地元の風景を守っていくためにも、地元産の米を増やし生産量も向上。直営飲食店「蔵元佳肴 いづみ橋」など、さまざまな接点を展開されています。