須浪亨商店
(すなみとおるしょうてん)
1886年創業当時、花ござ発祥の地である岡山県倉敷市にて、もともとはござを製造していた須浪亨商店。畳のない生活、畳以外の素材が主流になり、い草製品の生産は一時途絶えてしまったといいますが、今は5代目の須波隆貴(りゅうき)さんが、新しいデザインや息吹も織り交ぜ、い草を活かしたものづくりを続けています。子供の頃からお祖母様に教えてもらったという、「いかご(い草で編まれたかご)」や鍋敷など。伝統の灯を絶やすことなく、おひとりで一つ一つ丁寧に手作業でつくられています。